志賀高原パープルスキークラブスキー教室の記録
2011年2月8日
武蔵野スキー連盟加盟のパープルスキークラブ主催第32回スキー教室が、2011年2月4日(金)・5日(土)・6日(日)・7日(月)に志賀高原スキー場で開催され、このスキー教室に参加しスキー技術の向上・参加者の皆様と親しくなりました。
同スキークラブは、部員40名程度で日本スキー連盟の指導員等有資格者が20人でレベルの高いスキークラブです。
今回の教室はボランティア活動の一環とし、一般の希望者に対してのスキー教室と会員相互の懇親とスキーのレベルアップを目的に実施されました。参加者は、生徒が10名、会員が9名です。
志賀高原の積雪量は、1m程度で1月7日頃と同じでした。雪質は気温が低いためパウダーで快適なスキーをすることが出来ました。天気は、5日(土)は青空がいっぱい広がる快晴、6日(日)も朝から快晴、7日(月)は小雪でした。
2月4日(金)三鷹駅北口に20時00分集合、クラブに手配して戴いた乗用車に分乗、20時30分、志賀高原に向けて出発、25時00分頃志賀高原一ノ瀬のホテル大六(TEL 0269-34-2210)、(〒長野県下高井郡山ノ内町志賀高原一ノ瀬)に到着しました。
2月5日(土)6時起床、7時30分朝食、朝食後開講式そのあと8時45分、スキーの準備をしてホテル前に集合、一の瀬ダイヤモンドゲレンデをバックに記念撮影、10名の生徒は、初心者1名、中上級者9名を3人ずつにクラス分け、初心者はマンツ―マンレッスン、中上級者は講師1人に生徒3人の少人数の恵まれたレッスンです。
私の班は、30代の男生・女性の若者と私です。講師は会長様で、東京都スキー連盟の準指導員です。
準備体操をし、一の瀬ダイヤモンドクワッドクワッドに5本乗り、実践の滑り準備をし、講習のスタートです。
パラレルターンの回転をよりスムーズに行うため、ターンする方向のスキー靴のかかとを引き上げる方法を教わりました。こうすることにより、ターンのきっかけをつかみ、体重移動が速やかに出来ます。練習は、講師がまず70m位先迄モデルスキーをし、その後生徒が一人一人滑り、講師のアドバイスを受ける方式で行われます。
11時30分、昼食1時間程度の休憩をとりました。午後は、一の瀬ファミリースキー場の一の瀬クワッドリフトに乗り、寺子屋スキー場(寺子屋山2,125m)に移動、寺子屋クワッドリフトに2本乗り、滑りを確認しました。寺子屋第1ペアーリフトに乗り、東館山(2,030m)に移動、林間コースをブナ平スキー場に移動、この緩斜面で、かかとを引き上げることを正確にする、練習をしました。そして、志賀高原人気のジャイアントスキー場に移動しました。ジャイアントのメインリフト、ジャイアントトリプル(955m)に乗り急斜面のパラレルの講習を2本受けました。そして、西館山スキー場に移動、一の瀬ダイヤモンドスキー場にもどってきましいた15時00分。これから今日の練習の成果を確認するビデオ撮影です。滑降斜面は一ノ瀬ダイヤモンドトリプルリフトの右斜面です。(1月10日の武蔵野スキー連盟の1級検定斜面と同じ斜面です。)
私は、3本滑りましたが、比較的板によく乗った滑降をすることが出来ました。これも、講師の先生のおかげです。
15時30分本日の講習終了後、食堂で30分程休憩。16時00分から、一の瀬ダイアモンドクワッドに乗り、16時40分の閉鎖時間まで、今日のレッスンを思い出しながら滑りました。
風呂に入り、今日1日の疲れを取ることが出来、風呂はスキーの楽しみの一つです。
18時00分夕食です、ハードの運動でお腹がすき、いつもの倍程度の食事を取りました。これもまたスキーのおかげです。
20時00分、全体ミ―ティング、①ビデオ上映②懇親会(抽選会)が行われ、自分の滑りをじっくり見ました。懇親会では多くの人々との懇親を図ることが出来ました。又抽選会では、幹事様が熱心に集められた景品が、ジャンケンで配布されました。22時30分解散。
昨日の寝不足のため、布団に入るとすぐ眠りにつきました。
2月6日(日)起床6時00分、7時00分朝食、8時45分講習開始、今日の講習テーマは①ターンする方向にかかとを上げると同時に肩を入れる。②ストックを体の前に横に水平に持ち、ターンする方向に、押しさげる。これらのことを中心に行われました。一の瀬ダイヤモンドクワッドリフトに乗り、一の瀬山の神第2リフト、焼額山第2高速リフトから、焼額山第2ゴンドラ(全長2,121m)に乗り、白樺コース1,100mの滑降を楽しみました。そして焼額山第1ゴンドラ(全長1,925m)に乗り、奥志賀高原スキー場に移動しました。このスキー場は、ボーダー滑降禁止なので、スキーヤーにとっては気分良くスキーが出来ます。奥志賀高原ゴンドラ乗場の近くのレストランで11時30分昼食、12時30分まで休息、午後は奥志賀ゴンドラ(全長1,917m)に乗り、第2エキスパートコース、第1ゲレンデコースと滑り、①と②の練習を繰返・繰返しました。そして奥志賀高原第2高速ペアーリフト、奥志賀高原第3ペアーリフト、奥志賀高原第4ペアーリフトと乗継、焼額山(2,009m)の下に到着、パノラマアウトコース(全長2,500m)を滑り、一の瀬ダイヤモンドスキー場に戻ってきました14時30分。これからビデオ撮影です。コースは昨日より右側の斜面を利用し行われました。私は、4本滑りましたが、気持ち昨日の滑りより安定していました。今夜のビデオ撮影会が楽しみです。15時30分、今日の講習会は終了。昨日と同様30分程度の休憩の後、一の瀬ダイヤモンドクワッドリフトの閉鎖時間16時40分まで、今日の講習を繰り返し練習しました。
そして、17時00分入浴タイムです。風呂に入ると今日の疲れがすっかり回復します。
18時00分夕食テーブルの鍋物と和食・洋食のバイキングです。運動の後の食事は、食欲を誘いいつもの倍程度の量をたいらげます。
20時00分
全体ミーティング、ビデオ撮影会、私のフォームはストックワークが狭すぎる。(ストックは、親指・薬指・小指で握り、手のひらを滑降方向に向け、このグ
リップが両目で見えなくなる点まで開き、このポジションを常時維持する。常時ストックは滑降斜面に向ける。)撮影会の後懇親会、本当にパープルスキークラ
ブの会員は、生徒への心配りしてくれ、会員皆様のなかの良い仲間で、羨ましく思いました。
2月7日(月)今日が最終日、6時00分起床、7時00分朝食、荷物をロッカールームに移動し、8時45分から講習開始、今日の課題は、ストックを肩の位置で持ち、回転時に上体を回転させる。このことにより急斜面のターンが、適格に行われる。
一の瀬ダイヤモンドククワッドリフトに乗り、一の瀬山の神第2リフト、焼額山第2高速リフトと乗り、焼額山第2ゴンドラ乗場まで滑り降り、同ゴンドラ(全長2,121m)に乗り、白樺コース(全長1,100m)滑り、焼額山第1ゴンドラ乗場まで、同ゴンドラ(全長1,925m)に乗りパノラマアウトコース(全長2,500m)を滑り、一の瀬ファミリーに移動、一の瀬クワッドリフトに乗り一の瀬正面ゲレンデを途中まで滑り、左折しタンネの森オコジョスキー場の一の瀬第7ペアーリフトに乗り、タンネの森・一の瀬ファミリーを滑り12時00分パープルスキークラブの第32回スキー教室の講習会の全てが終了しました。
担任の講師の先生ご指導ありがとうございました。それにパープルスキークラブの皆様本当に大変お世話になりました。私達生徒を、熱心に講習戴き、ビデオ撮影等スキー技術向上のための教材をお示し戴きありがとうございました。
また、懇親会では細心の準備と心温まるもてなしを戴きありがとうございました。12時00分昼食、帰り仕度をし、13時30分ホテルを出発、三鷹駅に19時30分に帰ってきました。
以上
S様の寄稿レポートへのお礼、および担当講師としての技術補足解説をスキークラブ会長から・・・
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S様
すてきな写真とレポートありがとうございました。
いただいたレポートは私達にとってもとても貴重で参考になります。
講習中の内容でお伝え仕切れなかった事を少しだけ補足させていただきます。
今回のテーマとして、谷回り(スキーが谷方向へ向きながらターンしていく)の連続をスムーズに実施する方法を体験いただきました。
これまで内スキーを意識して滑るイメージはあまりなかったと思います。
①ターンする方向にかかとを上げると同時に肩を入れる。
>ターン後半からニュートラル(左右のどちらの脚にも偏らないポジション、ターンとターンの中間!?)からさらに内足(谷足)主導へのポジションへ重心を移動させる・・・難しい表現ですね。
そこで、「ターン後半、(踵寄りにかかっている重心をニュートラルからさらに内足主導へのポジションへ移行させるきっかけとして)外足(山足)の踵を持ち上げるイメージで(股関節を伸展させながら)前方へ重心移動することで内スキーへスムーズに乗り込めるポジションがとれたと思います。
②ストックを体の前に横に水平に持ち、ターンする方向に、押しさげる。
>バリエーションの一つとして、ストックを両肩に付けるように水平に持ち、脚の動きより先行して上体を回し込む事で脚(スキー)が自然とそれに付いていくイメージを体感いただきました。
「肩をいれる・水平にもったストックを押下げる」は
ターン後半から身体が遅れてしまわない様に山側の肩を内スキー前方向に押していくことで内足主導へのポジションを確認いただきました。
ストックワーク
皆さんストックを持ったときの腕の位置が狭く、ストックを付く度に身体が後ろへ残ってしまう感じでしたね。
そこで、ストックを持った手の位置は前方を見たとき視界の端に見える位置に保ち、ストックがふらつかないよう親指・薬指・小指を意識して握り、手のひら(親指の腹)を滑降方向に向ける事でストックを付いた時の衝撃が手首の負担にならないポジションをイメージしてもらいました。
最後に、
日本百名山を制覇し山スキーも経験されたSさんのスキースタイルは、これから先の我々のスキーライフにも大変参考になります。
これからも様々なレベルや環境で、様々な指導者より指導を受ける機会があると思います。私達も少しでも皆さまの快適なスキーライフのお手伝いができれば幸いです。
ありがとうございました。